劣等感も優越感も、エネルギーの奪い合いの感情。劣等感を手放す具体的なエクササイズを紹介!
「スピリチュアル」な世界の話を理解していこうとすると、自分の強欲さや傲慢さを刺激される気がします。なんでも自分の思い通りになるような気がしたり、それを知らないひとを残念に感じたりすることがあります。それは自分にとって居心地のいい感情ではありません。どうしてこんな気持ちになるのでしょうか?(ほし☆さん)
ご質問ありがとうございます!!!
「こんにちは。
これは「スピリチュアル」という世界の話が原因ではなく、この方のエネルギー不足が問題なのです。
なんとかして優位に立ちたいという気持ちが、自分の得意なことだったりやりたいことだったりに結びついてしまい、とても邪魔に感じているのだと思います。
劣等感が強くなっているのです。
劣等感は優越感と比例します。
優越感が強ければ強いほど、その方の劣等感もまた大きなものだということを物語っていて、その逆も同じです。
そしてこの劣等感と優劣感というのは何かと言うと、他人と比較しての「勝ち負け」なのです。
必ず他人が出てきます。
この場合の「勝ち負け」というのはエネルギーの奪い合いなんですね。
他人が出てこない勝ち負けというのは、自分との戦いですから必ずしもエネルギーの奪い合いではありませんが、自分の外側の何かと比較しての勝ち負けというのはエネルギーの奪い合いであるコントロールドラマの一つの形なのです。
相手に対して優越感を感じると、力を得たように感じるのです。
自分が偉くなったように感じて気持ちいいのです。
逆に、相手に対して劣等感を感じると、エネルギーを奪われたように感じるのです。
そして恨みが募っていき、負けが続くと、エネルギーが枯渇してしまうのです。
その結果、このコントロールゲームに執着してしまうんですね。
エネルギーをなんとか奪い返そうとして劣等感が強くなってしまうのです。
その気落ちは「いつか見返して復讐してやる」といったものにつながり、その復讐の機会がこの方の場合は「スピリチュアルなことがわかる自分」というところに訪れたわけですね。
話を単純にすると、単にエネルギーが足りないのです。
強欲さも傲慢さも、そのままエネルギーのコントロールドラマの型にはまった感情です。
そして、足りないエネルギーをどう補給するかを知らないのです。
今までの人生は「勝ち負けのコントロールドラマ」の中で、他人と奪い合いを行ってきたため、そのことに執着してしまい半自動的にこのような思考になってしまうのです。
だから重要なのはエネルギーをどう補給するかという手段の問題なのです。
スピリチュアルというジャンルの問題ではないのです。
「なんでも思い通りになる」というのはエゴの欲求であり、この方の全体からすると、あり得ない願望なのです。
調和を求めず、本当になんでも思い通りになったら生きてはいけませんので…。
問題は飢えた気持ちです。
「なんでも思い通りになるんだぞ!」と思わなければやっていけないほどエネルギーが足りていないのです。
こちらの方が由々しき問題なんですね。
なのでコントロールドラマ以外の方法で、枯渇したエネルギーを満たす方法を探しましょう。
エネルギーが満たされれば、自分のことに一生懸命になり、他人のことなどどうだってよくなるのですから。
原理は単純なので、たとえば大気から水を作る方法のように、方法はいくらでもあるのです。
特におすすめの方法は、次のようなエクササイズです。
あなたたちには血の繋がった母親や育ての母親の他に、あなたを大切に思う母がいます。
どんな人にもです。
その母は、この大地、地球です。
あなたたちの体を支え、その恵みであなたたちを豊かにしています。
母なる地球の愛から離れて生きられる人間はいないのです。
そしてこのもう一人の母は、人間ではないためそのエネルギーも無限に等しいほど大きいのです。
いつでも立って、足の裏からそのエネルギーを吸い上げることができます。
いつでもその胸に抱かれ、甘えられますし、無限の慈愛が大気から全身に注がれます。
大切なのは「この母に甘えようとすること」「注がれる慈愛を受け止めようとすること」を、ビジュアライゼーションと深い呼吸をしながらハッキリと意図することです。
地球が、あなたの本当の母です。
人間の母親はどんなに優れた人物であれ、人間である以上完璧ではありませんし、無限にエネルギーを注ぐことも難しいのです。
このように、源となるエネルギーと繋がっていれば別なのですが、それでも人間である以上、感情によって左右されたり、その方の課題を持って生まれてきていますので、完全な慈愛を注ぎ続けることはできません。
しかし地球であるあなたの母は別です。
いつでもこのエクササイズを行い、エネルギーを受け取ってください。
できれば毎日、1日の中で何回でも、地球のエネルギーを受け取る意図をしましょう。
心から応援しています。
ありがとうございました。」